うちの子‘かのこ’は秋田犬


2008/04/19 22:38 あきら

うちの子

うちの子はチロと言います。

パパはジャーマン・シェパード、ママは美濃柴犬の雑種の女の子です。
美濃柴のママはお寺のわんちゃんで、近所にいたシェパードのパパと仲良くなっちゃったそうです。
でもお寺で子犬全ては飼いきれないから「里親募集」ってコンビニに張ってあった紙を見て、単身赴任中の父が連れてきたのです。
幸いな事にチロの兄弟はお寺に残した一匹を除いて全て里親さんが見つかりました。
父が私と妹にお土産にと思って買っていた、クッキー缶一缶と交換でうちに来た子です。
お寺にも子供が3人いたんです。
私はチロにクッキー食べる機会を奪われてしまいました。

うちに来た時チロはまだ1ヶ月と10日でした。
私の誕生日が11月2日なのですがチロは11月6日で私と4日間しか離れておらず、年もぴったり10歳違い。
当時小学生だった私の片手に乗るくらいちっちゃくって、尻尾も小指くらいしかなくって。
いきなり知らない家に連れてこられて驚いたのか、ちっちゃい尻尾をちろちろっと遠慮がちに振ったから、チロと私が名前をつけました。

ママと兄弟で寝てたのにいきなり一人では寝られなくて、最初は夜鳴きが凄くて。
当時祖父母からお土産でもらった犬の人形をあげたら漸く一人で寝られるようになりました。
多分、あのわんこのぬいぐるみが、家にあったぬいぐるみの中で一番役にたったかな。
最初の冬は軽すぎて雪の上を歩いても足跡が残らないくらいだったのに、18キロまで育ちました。
重いです、18キロ。
抱っこ出来るギリギリですが、長時間はもうちょっと無理。
赤ちゃんの頃はA4サイズ位のプラスチックの箱の中にタオル敷いて寝ていて、今じゃ考えられないサイズです。

私の幼馴染とか例外を除いて他人には物凄く警戒心が強くって、不用意に近づくと時と場合によっては牙を剥いて怒ったりする事も。
でもそのくせ家族にはめちゃくちゃ甘ったれです。
あんまり甘ったれすぎて旅行の時もペットホテルにすら預けて行けません。
実は3歳くらいの頃1度預けて旅行に行ったら、置いていかれた事によるストレス性の胃炎を起こしちゃいまして…。
それ以来どこに行くにも一緒に連れてって、船まで一緒に乗りました。
中学生の頃家族で北海道に遊びに行った時なんですけどね。
おっきい船で、甲板をぐるぐる回ってお散歩したりしました。
どこに行くにも何をするにもチロが中心で、チロがチロがで家が回ってました。

ねんねんよしてあげると寝ちゃったり、前を素通りすると拗ねたり、撫でろって要求してきたり。
正直、子守唄歌って寝ちゃう犬は私はうちの子しか知りません。
置いていかれるのが一番嫌いで、好きなのは「一緒」。
ちーも一緒よ、一緒に行こうねって言うと、喜んで車に乗ったりして。
不思議と近所に買い物行ったりすぐ帰ってくる時は全然鳴かないでお留守番してるんですよね。
でもお出かけで色々準備してると気がついてわんわん始まっちゃうんです。
ひっつき虫で、家の中で放すと必ず誰かの隣に引っ付いてたりして。
ホントいい子で可愛いです。

でも先日、4月10日に死んでしまいました。
15年4ヶ月と4日目。
母も私も仕事で家をあけている間の事でした。
お昼に母が一度家に戻って様子を見たのですが、その時点ではまだ顔も上げたしお水も飲んだらしいのですが…。
2時半に母が家に帰ってきたら、既に鼓動はとまっていたそうです。
去年の10月に一度脳の病気をしたのですが、その後は徐々にだけど元気になったのに。
4月に入ってから体調崩してあっという間でした。
病院にも何度も連れて行ったのに、駄目でした。
残されたお骨は真っ白で姿そのままで、老衰した動物の骨ではありませんでした。
もっとよく見てあげていれば、きっともっと長生きした子でした。
最期は息すら苦しそうでどうにかして楽にしてあげたかったのですが、でも死んで楽になって欲しかった訳じゃない。
今骨壷はチロが一番好きで最期まで長く過ごした場所、玄関上がってすぐ、二階に行く階段下の小屋の中にあります。
あの子がいないと玄関が広すぎます。

朝、行ってくるねって頭撫でたのが最期になってしまいました。
あんなに家族と一緒にいる事が好きな子だったのに、一人で逝ってしまいました。
いつかは来る事ですが、それが今だとは思っていなかったというのが正直な気持ちです。
チャチャもミナちゃんもマックも、チロに喧嘩仕掛けてきてはコテンパンにされてたビーグルさんも、ブルー十字から保護されて最初ちゃんと歩けなかったハスキーさんも、近所の子が皆死んでしまって次はうちの番だっていうのは十分理解していたはずなのです。
だけどどうしても気持ちに整理が付けられないというか、納得がいきません。
鳴き声がしないとかそういう事ではなくって、彼女がいた場の温度が静か過ぎて寂しいです。
お骨になった姿を見てもなお何かの冗談じゃないのかなと思って、今も頭の芯が冷えてる心地がします。
もっとゆっくり生きて欲しかった。
もう痛い注射もしなくていいし嫌いな病院にも行かなくていいし好きじゃない薬も飲まなくていいから、おうちにいてね。
最期の時は穏やかであった事を願ってやみません。

よその人から見たらただの雑種犬でも、私にとっては家族でした。
どんな血統書のついた犬よりも可愛くて大事な子でした。
もう一度抱っこしたいです。

私の2人目の妹でした
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